うんちに米粒が・・・

『うんちに米粒がたくさんついている』と、ネコのMちゃんが病院に来院しました。
便を見せてみらうと、その表面には写真のような米粒様の瓜実条虫の片節がたくさんついていました。
Mちゃんにはすぐに駆虫薬を飲んでもらい、同居のわんちゃんにも感染している恐れがあるため、なるべく早めの検便をお勧めしました。瓜実条虫は、ワンちゃんや猫ちゃんのお腹に寄生する寄生虫で、人獣共通感染症(人にも感染する病気)のひとつです。
瓜実条虫は、ノミを介してワンちゃんや猫ちゃんに寄生するため、瓜実条虫が見つかってしまったら同時にノミの駆虫もしていかなければいけません。滴下型でノミ、消化管内寄生虫、フィラリアなども一度に駆除できるお薬もあります。1か月に1度定期的に駆虫されることをお勧めいたします。

動物に寄生したノミの成虫は、ほとんど動物の体から離れることなく、吸血と一日当たり20~50個という産卵を繰り返し、最長120日まで生存し産卵することが可能と言われています。一度家の中にノミを持って入ってしまうと、6か月間しっかり駆除を続けないと環境中から排除することが出来ません。ノミは、気温が13度あれば生きていくことが出来ます。冬の間でも、暖房のきいた室内では、ノミは繁殖と寄生を繰り返すことが出来てしまいます。

今年は例年になくノミの発生が多く見受けられます。横須賀は、冬の間でも割と暖かい地域です。通年でのノミの予防をお勧めしています。

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横須賀 つだ動物病院 津田 航

 

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