仔犬の骨折

新生活が始まる春、新しく動物をご家族に迎えるお家もあるのではないでしょうか。

それが仔犬さん・仔猫さんの場合、普段のお世話や予防接種など気に掛けねばならないことはたくさんあります。

その中でも一つ覚えておいて欲しいのは、幼い動物さんでは骨折の事故が多いということです。

仔犬さん、とくにトイ・プードルやポメラニアン、ミニチュア・ピンシャーなどは骨がとても細く、また成長段階にある体は骨が十分に強くないため、ちょっとしたことで折れてしまいます。

飼い主様たちにお話を伺うと、フローリングの床で滑って転んでしまった、ソファーやベッドから飛び降りてしまった、人が抱っこしている際に落としてしまったなど、どれも些細な出来事がきっかけです。

人から見たらなんの危険もないと思われるお家の中ですが、意外にも仔犬さんの骨折は室外でなく室内で起こるケースが多いのです。

骨折の治療は折れてしまった部位や程度によって対処が変わります。

ギプスや包帯による固定で対応するケースも稀にありますが、基本的には金属のプレートやピンを用いた手術で固定しないといけません。

また手術をして終わりではなく、術後は運動制限や骨折部位の経過観察のためしばらく入院が必要であり、骨がしっかり再生した後も今度はプレートを外す手術をしなければ完治とはいえません。このように骨折の治療は費用も根気も要ることなのです。

そうなる前に今一度、動物さんたちが落ちたり滑ったりしないような安全なお部屋作りを心掛けましょう。

 

横須賀 つだ動物病院 津田航

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