卵詰まり

飼い鳥の「卵詰まり」という病気をご存じですか?

卵というとニワトリのイメージが強いかと思いますが、セキセイインコや文鳥といった小さな鳥さんも発情が来ると卵を産みます。

ただし、何らかの障害により卵が出てこないでお腹の中に残ってしまうこともあります。

これが「卵詰まり」や「卵秘」といった状態です。

卵詰まりの原因は様々あり、幼齢・高齢での産卵、頻繁な産卵、栄養不良(ミネラルやカルシウムの欠乏)、肥満、寒さや日光不足などが挙げられます。

産卵は小鳥さんにとって大変な作業であり、たくさんの栄養を使って卵を産みます。

なので、一年を通して頻繁に産卵していると次第に体力が消耗され、自分自身の栄養状態も悪くなります。

また、栄養不足になると卵は未成熟な軟らかいものになって卵管に留まりやすくなり、ときに卵管炎を併発します。このような悪循環により結果的に卵詰まりは引き起こされます。

卵詰まりになると、お腹周りが膨らみ、元気や食欲がなくなります。羽を膨らませて荒い呼吸をしたりいきんだりする様子もみられ、そのまま放っておくと命に関わる危険な病気です。

哺乳類の出産とは違って、鳥さんは発情さえすれば女の子だけでも卵を産むことができます。逆を言えば発情している間ずっと卵を産み続けることになり、これが過剰な産卵の原因になります。

このため、産卵回数を抑えるにはまず発情させないような環境づくりが大事になってきます。

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横須賀 つだ動物病院 津田 航

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