眼が白くなってきた!? 白内障と核硬化症

愛犬を見て「最近、目が白くなったきたな」と感じることはありませんか?

目が白くみえる場合、眼球表面が濁っているパターンと目の中が濁っているパターンの2つに分けられます。今回は目の中、とくに黒目の中心部に見える水晶体が白く見えるときのお話をします。

水晶体はカメラの凸レンズに当たるもので、目の中に入ってきた光を曲げてピントが合うように網膜に送る働きをしています。

この水晶体が混濁した状態が白内障です。

 

白内障は発症する年齢も原因も様々です。加齢性に起こることが多いですが、6歳以下の若い子でみつかる場合もあります。さらに、糖尿病といった他の疾患から引き起こされることもあります。

進行すると視覚に影響し、目の中の炎症により痛みや充血が出ることがあるため、炎症を抑える治療が必要になってきます。

また、混濁した水晶体を元に戻す薬は現時点ではまだないため、視力を回復させるには角膜や網膜にダメージが出る前に外科的な手術を行う必要があります。

ただ、この白内障とよく似ているもので核硬化症というものがあります。

これは水晶体の中の核が硬くなった状態であり、加齢によって引き起こされる変化です。

視覚には影響しないためとくに治療は必要としませんが、見た目は白内障と同じように水晶体が白く見えるため肉眼では区別ができません。

これらはスリットランプという眼の顕微鏡検査や眼底を見る検査などで鑑別することができるので、眼の白さが気になる際は一度眼科検査をご受診ください。

横須賀 つだ動物病院 津田航

このページをシェアする