認知症

痴呆症になるワンちゃんは日本犬が多いと言う記事を読みました。人間のアルツハイマーは女性に多いそうですが、犬の痴呆は雄に多いようです。昔から魚介類を摂取することが多かったのにドッグフードの普及で肉類中心の食生活になり、不飽和脂肪酸の摂取量が減ったからではないかという説がもあり、実際にEPAやDHA(魚介類に含まれる不飽和脂肪酸)などのサプリメントの投与で症状の進行が止まる例もあるそうです。

犬の認知症とは、一度発達した脳細胞が減ってしまい、以前出来ていた行動が出来なくなってしまった状態です。人はもとより、犬や猫などでも発症することが確認されています。 老化に伴って認知力や反応性が低下し、学習記憶能力が衰えてしまった状態のことで「認知機能不全症候群」(CDS)ともいいます。加齢での変化は犬も人間も同じだそうです。健康な若い犬は神経組織内の情報伝達速度時速が360キロですが、老犬では時速80キロ、そして脳内で代謝されるエネルギーは、3歳を過ぎるころから減少し、14歳を過ぎると、若い頃の半分にまで減るそうです。

認知症を予防する簡単な方法としては、散歩コースを変えるのがお勧めです。散歩という行動にはそもそも脳を効率的に活性化する作用があります。体を動かすためには脳からの命令(’遠心性の伝令)が必要で、外の世界からの刺激は求心性の伝令が必要になります。この伝令を処理する事が脳細胞の活性化につながります。いつもとは違う景色、初めての臭い、聞きなれない犬の吠え声など、犬にとって初体験のことがたくさんあるに違いありません。 体力があれば一緒に旅行をするのも良いでしょう。EPAやDHA(魚介類に含まれる不飽和脂肪酸)などのサプリメントの投与、抗酸化物質の接種も同時に行うとより良いでしょう。

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横須賀 つだ動物病院 津田 航

 

 

 

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