膀胱炎

膀胱炎になりやすい時期になりました。

膀胱は、腎臓でつくられた尿を溜める袋であり、ある程度溜まると尿は尿道を通って体の外へ排泄されます。ここで炎症が起こる病気を膀胱炎といいます。

膀胱炎になると、頻尿や血尿、排尿時に痛がる、残尿感から何度もトイレに行くが少量しか出ない、おしっこがいつもより臭うといった症状が出てきます。

膀胱炎の原因は様々ですが、多くは尿道から入ってきた細菌感染によるものです。そのため、膀胱からおしっこの出口までの距離が短い女の子や、免疫力が弱ってきた高齢の子が膀胱炎になりやすいです。また、感染以外にも腫瘍や外傷、尿石症なども原因になります。

尿石症は普段の食生活や体質が関与しており、膀胱でできた結石は粘膜を傷つけて炎症を起こします。逆に、膀胱炎が結石のできる要因にもなり得ます。結石や石になる前の小さな結晶は、食事の変更で溶かせる場合がありますが、大きさや種類によってはそれが難しいものもあります。尿道が細長い男の子は結石が詰まる恐れがあり、詰まると老廃物が体の中にたまって危険な状態に陥るため注意が必要です。

冬場は水を飲む量が減るため、おしっこの量や回数が減り、膀胱炎になりやすい季節です。

お水をぬるま湯程度の温かさにしたり、ドライフードをふやかしたりして飲水量を増やす工夫をしてみましょう。

また、膀胱炎は慢性化や再発が多い病気です。普段からトイレを我慢させないよう配慮し、排尿時の様子やおしっこの色や臭いにお気を付けください。

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横須賀 つだ動物病院 津田 航

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