大型犬に多い危険な病気”胃捻転”

一刻の猶予もなく緊急手術に

先週、ラブラドールレトリーバーのRちゃんが、急にぐったりしてしまったと、朝6時に来院しました。
飼い主さまのお話では、明け方から苦しそうに何かを吐き出そうとする仕草が見られた、とのことでした。結局何も吐かず、数時間様子を見てしまったそうです。
大型犬のわんちゃんに見られることの多い、「胃捻転」でした。
一刻も早く手術を行う必要があったため、そのまま緊急手術になりました。
『胃捻転』は、名前の通り、胃が捻じれてしまう病気です。
そのために、胃に入っていく血管への血流も悪くなり、ひどい場合には胃が壊死してしまうこともあります。壊死してしまう前に、なるべく早く胃の捻じれを整復する必要があります。
『胃捻転』は特有の症状があります。吐きたそうにしているのに吐けない、お腹が急に張ってくる、などの症状が見られます。
数時間発見が遅れただけで死に至る可能性の高い病気です。気になる症状がありましたら、すぐにご連絡ください。

予断は許されません

手術を無事に乗り切ってくれたRちゃんですが、想像以上に胃の状態が悪く、場合によっては今後壊死してしまう可能性もありました。
術後の不整脈もひどく、体力がもつかどうか、正直心配でした。
術後一週間が経過しましたが、Rちゃん、徐々に元気になってきてくれています。まだまだ自力で食事がとれるには時間がかかりそうですが、Rちゃんの生命力に期待です。がんばれ!

ラブラドールレトリバー

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