犬や猫の診断でCTを活用
当院はCTを導入しています
こんにちは、横須賀市にある「つだ動物病院」院長の津田航です。
当院ではCTを導入しております。
CTはレントゲンやエコーで診断がつかない場合に威力を発揮します。
エコーでは大型犬の詳細を把握できない場合があります
腹部は小型犬であればエコーでも診られますが、大型犬になると深い部分はエコーだと診えづらくなります。そのような場合は、CTで検査を行うことで、大型犬の腹部などの詳細情報も把握することができます。
先日、「腫瘍などの病気を早く見つけられないか?」と大型犬の飼い主様から相談がありました。
そこで、ご提案したのが年に一度のCT検査です。
全身麻酔が必要な治療は一緒にCT検査を行うチャンスです
ある程度の年齢になってくると、歯周病の原因となる歯石の処置を行うワンちゃんも多くなります。歯石の処置をする際、全身麻酔を行います。
その麻酔の時に、合わせてCTでの検査を行うことも可能なのです。
歯石の処置と同時に行えば、歯石処置とCT検査を合わせて20分ぐらいで終了します。
CT検査自体は約3分程度で終わります。
普段の状態を撮影しておくことも大切です
CT検査で、その時は、異常が見つからなくても、健康な状態を把握しておくことで、次回のCT検査で、少しでも前回と違いがあれば、そこに病気の疑いを向けることが可能になります。
一つの目安として大型犬は病気になりやすい5歳、6歳ぐらいに一度のCT検査をおすすめします。
病気の予防、早期発見で大切なワンちゃんの健康管理をしてあげましょう。